【北海道・札幌移住】４つのかにの種類と楽しみ方の解説

2022年3月30日 2022年10月10日 7分21秒

北海道の海の幸、冬の味覚と言えば「かに」ですね。
ひとくちに「かに」と言っても、北海道では本州よりもたくさんの種類のかにを楽しむことができます。
代表的なかにの種類について解説いたします。

文字をクリックするとジャンプします

毛がに

毛がには、北海道の海の幸を代表するかにのひとつです。
年間を通して北海道内各地で水揚げされるため、広く愛されています。
北海道のカニといえばタラバガニかこの毛ガニのイメージですよね。

かにと言えばなんとなく冬のイメージが強かったのですが、
特に毛ガニは豊富に取れる場所が年間を通して変わっていくので、
食べようと思えば年中たのしむことができます。

毛ガニの季節と主な水揚げ地域

甘みが強く味も非常に濃厚です。またカニみそも非常に味が濃厚で美味しいです。
ほぐしてほとんどの部分を食べることができる。

別名「オオクリガニ」とも呼ばれていて、
一部地域ではより小ぶりな「クリガニ」という小さな毛ガニも親しまれています。

値段は一杯400〜600グラムほどで4000〜6000円ほどです。
特にオホーツク海でとれる春の毛ガニは道内でも非常に美味しいとされていて、
大きいものでは800～900グラムをはじめ、1kg以上になるものまであります（！）

ほぐして酢飯の上に載せて毛ガニ丼にしても最高に美味しいです。

北海道で生活を行う際は、
毛ガニを楽しみ切るためにも「かにフォーク」を入手しておきましょう。
また毛ガニに限らず、硬い殻に切れ目を入れるためにキッチンバサミも用意しておきましょう。

味の特徴	甘味が強く味が濃いかにみそが楽しめる
食べ方	浜ゆでされた身をほぐしてそのまま酢飯で毛ガニ丼
値段	4,000円～8,000円ほど
有名な水揚げ場	枝幸町（宗谷管内）、雄武町（オホーツク管内）、紋別町（オホーツク管内）

北海道でカニといえば大きなタラバガニの足をイメージする方も多いでしょう。
タラバガニは、北海道の冬の年末年始のご馳走の大定番でもあります。

漁期の旬は、流氷の溶けた4から5月頃がピークとされており、
9月〜11月にも漁期の旬があります。

北海道のタラバガニは非常に肉厚で大きく、食べごたえと満足度が著しく大きいです。
枝幸町が有名。
冬から春にかけてのオホーツクと宗谷管内でよく水揚げされています。

値段は、大きさや販売部位にもよりますが、大体足で12,000円ほど、
まるまる一杯になると25,000円ほどです。
年末年始の家族が集まるときのご馳走の王様でもあります。
ちなみに有名な話ですが、
生物分類学上のたらばがには、カニではなくヤドカリの仲間だそうです。

花咲がには、主に道東の根室で取れるかにです。
鉄砲汁などで回転寿司屋さんでもよくお目にかかることができます。

茹でると赤い花が咲いたような見た目になることを名前の由来としており、
食べたことが無くてもその特徴的な見た目はご存知の方も多いかもしれません。

小ぶりのものであれば、道内のスーパーマーケットでもよく目にする機会があります。
旬は７月～９月頃で、
値段は小ぶりのものであれば1,000円台ですの買えるので手が出しやすいですね。

毛ガニと同じく、
「かにフォーク」で身をほじくり出して楽しみます。

生物分類学上はたらばがにと同じく、
ヤドカリの仲間であることでも知られています。
油分が多く独特のにおいがあるため、かにみそは食べられていません。

本州でカニといえば、ズワイガニですね。
本州では山陰地方の「松葉がに」や福井の「越前がに」と呼ばれているカニですが、
北海道内でも親しまれています。

もちろんご馳走の一つではありますが、
タラバや毛ガニに比べるとよりリーズナブルに楽しむことができます。

一般的な旬は冬と考えられていますが、
4-5月の春の頃に一番旬を迎えるものが多いです。
「べにずわい」では、道南の江差町が水揚げの地域として特に有名です。